2011年7月17日(日)「しんぶん赤旗」
非核の会が常任世話人会
原水爆禁止世界大会成功へ尽力
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非核の政府を求める会は15日、東京都内で常任世話人会を開きました。今年の原水爆禁止世界大会の成功のために力をつくすことなどを申し合わせました。
会議では、4カ月たっても収束しない東電福島原発事故をめぐり、原発の“本質的な危険性”“高レベル放射性廃棄物の最終処理場は世界のどこにもない”ことなどについて意見が交わされました。結成いらい被爆者支援・連帯に取り組んできた会としていっそう積極的に対応すべきと話し合われました。
会の役員に加わる学者・研究者らがテレビなどで貴重な情報を提供していることも話題にのぼり、ここには「放射能汚染について正確な情報を知りたい」「原発に依存しない社会へ」との国民の関心の高まりの反映があると指摘。放射能被害の深刻さとあいまって核兵器廃絶の課題が身近に受け止められてきているなどの最近の変化が報告されました。
非核・平和をめぐる海外の動向について、世界各国の著名人を結集する核兵器廃絶運動「グローバル・ゼロ」が、世界の核兵器保有のための予算が今後10年間に1兆ドルを超えると予想されると警告していること、オーストラリアのフレーザー元首相が「すべての国が核兵器廃止の義務を共有する」との論考を豪紙に発表したことなども詳しく紹介されました。
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