2011年8月1日(月)「しんぶん赤旗」
母親大会が閉幕
核兵器廃絶子育て交流
「核兵器をなくそう」「原発からの撤退を」を合言葉に広島で開かれていた第57回日本母親大会は31日、分科会やシンポジウムが開かれ、子育ての要求や悩み、女性の権利・地位向上など47のテーマにわかれ7500人が学習・交流し幕を閉じました。
「核兵器廃絶のために」のシンポジウムでは、核兵器廃絶にむけて何が求められているのかを考えました。パネリストの広島県原爆被害者団体協議会副理事長の池田精子さんは、「二度と被爆者をださないよう若い人たちに語り継いでほしい」と訴えました。
広島平和文化センター理事長のスティーブン・リーパーさんは「国民の声と運動で核兵器廃絶のリーダーシップを日本政府にとらせることができれば世界から核兵器をなくせる」と語りました。福岡の大学に通う女性(22)は「日本が動けば世界が変わるんだと確信しました」とのべました。
保育や登校拒否など子ども・教育の分科会では「ひとりぼっちのお母さんをなくそう」と意見交換しました。東京の助産師の女性は「子どものいたましい事件が多いので赤ちゃん訪問活動を始めた。孤独な子育てをしているお母さんが多いと実感している。声をかけあおう」と訴えました。