2011年9月7日(水)「しんぶん赤旗」
国連に届けます
核兵器禁止署名
北で南で「6・9行動」
「国連総会に向けて署名の大波を起こそう」と6日、「6・9行動」が全国でおこなわれました。原水爆禁止2011年世界大会(8月、広島・長崎の両市)に出席したセルジオ・ドゥアルテ国連軍縮問題担当上級代表が、9月下旬から始まる国連総会に提出する「核兵器全面禁止のアピール」署名を国連本部に展示すると約束したことを受け、「被爆国日本の声を国連へ届けよう」と訴えました。
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事務総長の声紹介
東京
東京・上野公園入り口では、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)や東京原水協、全労連、市民団体、「上野の森に『広島・長崎の火』を永遠に灯(とも)す会」などから25人が参加して、宣伝しました。
中・高校生や親子連れ、外国人旅行者など、公園に訪れた人たちが足を止めて原爆写真のパネルに見入り、核兵器禁止条約の交渉開始を求める「核兵器全面禁止のアピール」署名に応じました。
マイクを握った日本原水協の安井正和事務局長は、今年の世界大会に潘基文(パン・ギムン)国連事務総長がメッセージを寄せ、「みなさんが集めた1筆1筆の署名…が世界で最も残虐な大量破壊兵器をなくすという、発展しつつある歴史的プロセスへ人々の参加を促しています」「みなさんをパートナーとしてともに活動できることを誇りに思います」と語っていることを紹介しました。
安井氏は、世界大会に多くの海外代表が参加して、核兵器禁止条約を結ばせる展望を示したとのべ、「10月に国連へ代表団を送ります。国連に署名を積み上げて提出するために、署名を地域でひろげてください」と訴えました。
1時間の行動で145人から署名が寄せられました。
6・9行動 1945年8月6日は広島に、同年8月9日は長崎に、それぞれ原子爆弾が投下されました。その日にちなんで、6や9のつく日におこなわれる宣伝行動です。
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