2011年9月9日(金)「しんぶん赤旗」
民主、予算委を拒否
共産党 開催強く主張
国会会期
与野党の国会対策委員長らは8日、国会内で会談し、7日に続いて臨時国会の会期をめぐり協議しました。民主党が4日間で会期を閉じ、事実上、予算委員会での質疑に応じる考えはないことを示したため野党側から批判が相次ぎ結論は持ち越しとなりました。
野党側は、野田佳彦首相の所信表明演説と衆参両院本会議での各党代表質問、予算委員会での質疑を共通して求めていました。しかし、民主党の平野博文国対委員長は「大震災の復興・復旧、原発事故、台風災害、2011年度第3次補正予算などで総理自ら陣頭にたってリーダーシップを発揮していかないといけない」と述べ、7日と同じく13日に召集し、16日までの4日間の会期のなかで対応したいと提案しました。
日本共産党の佐々木憲昭国対副委員長は「そのリーダーシップの内容をただすのが国会審議の場であり、予算委員会を開かない理由にはならない」と批判し、各委員会も開いて充実した審議を行うよう求めました。
野党各党も民主党の提案を批判し、衆参両院で予算委員会を開くよう求めました。
平野氏は「再度どういう対応が取れるか幹事長と相談して明日(9日)の朝までに返事したい」と答えました。