2011年9月29日(木)「しんぶん赤旗」
野党の国対委員長会談、小沢氏喚問など一致
3次補正審議前に、復興特 集中審議を
7野党の国会対策委員長が28日、国会内で会談し、次期臨時国会で第3次補正予算案を審議する前に各委員会で大臣の所信表明と質疑を行うこと、復興特別委員会で震災後7カ月の検証を行う集中審議を与党に求めていくことで一致しました。
また、小沢一郎民主党元代表の証人喚問を求めていくことでも社民党を除いて合意しました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は、民主党の岡田克也幹事長(当時)が与野党書記局長・幹事長会談で、政治倫理審査会もしくは証人喚問のいずれかで小沢氏に国会での説明責任を果たさせると約束していた事実をあげ、「元秘書の有罪判決を受けて、証人喚問する以外にないことが明らかになっており、はっきりさせる必要がある」と主張しました。
また、自民、公明などが、石川議員に対する辞職勧告決議案を提出すると表明したことについて、まず国会で証人喚問を行うなど真相究明と政治的・道義的責任を追及する必要があると指摘しました。
穀田氏は、同日の参院予算委員会の質疑で自民議員の質問に野田首相が、民主、自民、公明3党による協議は3次補正予算案を早く通すためだと答えたことに言及し、「3党で決めたことを国会に押し付けるのは許されない」と批判。「野田首相は与野党の意見をきくとも言っており、各党との党首会談実施を要求したい」と述べました。