2011年10月6日(木)「しんぶん赤旗」
閣僚居並ぶ資金パーティー
復興・原発 誰も語らず
民主党の城島光力幹事長代理の政治資金パーティーが5日、都内ホテルで約400人を集めて開かれました。直前まで開かれていた衆院震災復興特別委員会とは“別世界”の会場。「閣議が開けるほどたくさんの閣僚」(司会)が並び、輿石東幹事長ら同党幹部も駆けつけて壇上であいさつしましたが、震災や原発事故に触れた閣僚は一人もなく、復興や原発事故収束への展望も何ら語られませんでした。
輿石氏は「『おまえたちに政権を取らせたら1年交代で総理が代わっているじゃないか』(といわれる)。今度はそういうわけにいかない」と、“短命政権”再現への危機感をあらわにしました。
子ども手当“継続”
「子ども手当の生みの親」だと名乗りをあげたのは小宮山洋子厚労相。子ども手当の事実上の廃止で民自公3党合意をまとめた城島氏に言及し、同手当について「ちょっと姿は変えたが継続した。(城島氏は)本当に恩人だ」「名もまだ捨てていない」と述べ、満場の笑いを誘いました。
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