2011年10月7日(金)「しんぶん赤旗」
「潔白」いうなら喚問応じよ
小沢氏公判発言 市田書記局長が指摘
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日本共産党の市田忠義書記局長は6日の記者会見で、小沢一郎民主党元代表が初公判で政治資金収支報告書への虚偽記載容疑を全面否認し、「ただちに裁判を打ち切るべきだ」と発言したことを受けて、「『潔白だ』とそれほど自信をもって疑惑を否定できるなら、なによりもまず国会での喚問要求に応じるべきだ」と強調しました。
市田氏は、「小沢氏が強制起訴されたのは、政治資金収支報告書の虚偽記載に関与していたのではないかという疑惑が浮上し、4億円の土地購入資金の出所をめぐる本人の主張が二転三転し、みずから疑惑を広げたところに大きな問題があった」と指摘。「小沢氏自身の疑惑をめぐるこの間の態度が、強制起訴という結果を招いたわけで、彼の言い分は成り立たない」と批判しました。
その上で、疑惑を持たれた政治家は自ら国会の場で疑惑を晴らすべきだという「政治倫理綱領」を国会で策定したのは小沢氏本人だと言及。「一方的な発言ですませることができるインターネット番組には出演しながら、国会では政治家としての政治的・道義的責任を明らかにする態度をとらないというのは、小沢氏の言い分の真実性が疑われても仕方がない。あらためて証人喚問を求めていきたい」と表明しました。