2011年10月8日(土)「しんぶん赤旗」
福島 怒りの東京行動
復興共同センター 東電は全面賠償せよ
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「なくせ! 原発、返せ! 美しい福島を」と、ふくしま復興共同センターが7日、「10・7怒りの東京行動」を都内で繰り広げました。
福島県内各地から大型バス5台でかけつけた183人の住民をはじめ、支援の労働組合、農民、女性団体などから参加。衆院第1議員会館で各省庁との交渉にのぞみ、その後、東京電力本店前で稲わらなどを手に集会を行いました。
福島市から参加した3児の母親は「子どもたちだけでも早い段階で避難させてあげたかった。原発事故で不安にさらされている母たちの怒りを持ってきた」と訴えました。
日本共産党元福島県議の長谷部淳さんは「地震がきたら全電源が失われ、大事故になる危険性を指摘してきたのに、東電は聞く耳を持たなかった。明らかな人災だ」と批判しました。
代表55人による東電との交渉では、「東京電力は原発事故を人災と認め、事故による、すべての被害・損害について全面賠償せよ」と要求。賠償手続きを簡素化することや福島原発の廃止と自然エネルギーへの転換などを求めました。