2011年10月20日(木)「しんぶん赤旗」
共産党 JA・全森連など訪問
TPP阻止 “一緒に輪を広げよう”
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野田首相が推し進めるTPP(環太平洋連携協定)交渉参加に反対する国民的共同を広げようと、日本共産党の紙智子参院議員(党農林・漁民局長)は19日、すでに反対を表明している農林業の中央団体を相次いで訪問して、懇談しました。
訪問したのは全国農業協同組合中央会(JA全中)、全国森林組合連合会(全森連)、全国農業会議所です。どこでも、幅広く運動して何としても阻止したい、との意見で一致しました。
紙議員は、どの懇談でも、国民的な共同を呼びかけた党のアピールを紹介しながら、「党として各地のいっせい宣伝などで、TPPの問題点が国民的に見えるように努力したい。ごいっしょに反対の輪を広げましょう」と話しました。
JA全中では、馬場利彦農業対策部長が応対。各県での反対集会にもふれながら、「“農業対工業”という対決構図が偽りで、排ガス規制の緩和や、各種の安全基準の緩和など、アメリカ式ルールを国民生活の全分野に押し付けるしかけがTPPだとわかってきた」と応じました。
全国農業会議所では、地方議会の反対決議の多さが話題になり、応対した柚木(ゆのき)茂夫事務局長は、各地の農業委員会でも意見書や建議が数多く出されている、と話しました。
懇談には、有坂哲夫党国民運動委員会事務局長が同行しました。この日は、TPP反対でがんばる農民連や全国食健連、全農協労連の事務所も訪問。反対の運動をさらに強めることで一致しました。
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