2011年10月25日(火)「しんぶん赤旗」
TPP交渉参加反対 JA全中などが東京・銀座で訴え
志位委員長が激励
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環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題が緊迫するなか、全国農業協同組合中央会(JA全中)や全国農業会議所などの農林水産団体、生活協同組合などでつくる「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守るネットワーク」は24日、TPP交渉参加に反対する連続街頭宣伝を東京都内3カ所をはじめ全国で開始しました。 東京都中央区の数寄屋橋交差点周辺では、大震災被災地の岩手県産リンゴとともに、「TPPは『あなた自身』に関係する問題です」と書いたビラを配りました。
ハンドマイクを使って、「TPPは農林水産業とともに、食の安全、医療、雇用、安全保障などに大変な影響があります」と道行く人に呼びかけました。ビラを受け取ったサラリーマン(60)は、「地産地消の教育をやるべきだ。戦後66年もたっているのだから、アメリカの圧力で政治をするのでなく、自分の国のことは自分で決めなくてはいけない」と話します。
日本共産党の志位和夫委員長がかけつけ、「なんとしても交渉参加は食い止めましょう。われわれも国会で取り上げ、全国でも宣伝します。頑張ってください」と話し、JA全中の谷口肇常務、全国農業会議所の松本広太専務らと握手しました。
都内での街頭宣伝は25日も正午から数寄屋橋などでおこなわれ、国会前での宣伝・座り込みも予定されています。
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