2011年10月29日(土)「しんぶん赤旗」
普天間基地の撤去を
紙議員 評価書年内提出を批判
参院特別委
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日本共産党の紙智子議員は28日の参院沖縄北方特別委員会で、米軍普天間基地の辺野古「移設」に向けた環境影響評価書を年内に提出する政府方針について、「あくまで沖縄の願いに背を向け米側の期待に応えるのか」と批判し、普天間基地撤去を求めました。
紙氏は、沖縄県の仲井真弘多知事と稲嶺進名護市長が27日に、野田首相に対し、辺野古「移設」は「実行不可能だ」と日米合意の見直しを要請したことにふれ、「辺野古『移設』が受け入れられると本当に思っているのか」と追及しました。
玄葉光一郎外相は「日本の安全保障環境はますます厳しくなっている。沖縄の地理的優位性についても丁寧に説明していかないといけない」と、あくまで沖縄に基地を押し付ける姿勢を示しました。
紙氏は「説得する相手は沖縄ではなく米国だ」「日米合意撤回に向け話しあうべきだ」と強調しました。