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2020年2月18日(火)

暴言への反省なし

衆院予算委 ヤジ問題で首相

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(写真)質問する辻元清美議員=17日、衆院予算委

 安倍晋三首相は17日の衆院予算委員会で、野党議員の質問直後に「意味のない質問だ」とヤジを飛ばした問題について「不規則な発言をしたことをおわびする。今後、閣僚席からの不規則発言は厳に慎むよう、首相として身を処していく」と述べました。ただ、「意味のない質問だ」として国会審議を否定し、議会制民主主義を踏みにじる暴言を吐いたことへの反省は何もありませんでした。

 安倍首相は12日の予算委で立憲民主党の辻元清美議員の質問した後にヤジをとばしました。野党は、安倍首相がヤジについて謝罪・撤回するよう求め、安倍首相が17日の同委で謝罪することになっていました。

 首相の「おわび」後、質問に立った辻元氏は2015年の安保法制=戦争法をめぐる国会審議でも安倍首相が「早く質問しろよ」とヤジを飛ばしたことにふれ、「ヤジを飛ばしまくる首相は初めてだ」と批判。「首相にとって嫌なこともあるかもしれない。でも、野党がきっちり行政の監視をしなくて誰がするのか」「みんながイエスマンになったら、議会は大政翼賛会になってしまう」と強調しました。


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