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2020年3月10日(火)

閣僚連絡会議議事録まだ作成していない

コロナ対策 安倍首相が答弁

 安倍晋三首相は9日の参院予算委員会で、新型コロナウイルス感染症への対応で、全国一律休校の方針を事実上決めた関係閣僚らの連絡会議の記録が「まだ作成されていない」と認めました。その一方で、新型コロナウイルスの感染拡大という事態を、記録が義務付けられる「歴史的緊急事態」に指定する考えを示しました。立憲民主党の蓮舫副代表への答弁。

 安倍首相は2月26日の衆院予算委で「(連絡会議は)ここで基本的な方針を私のもとで取りまとめる」と明言。2日の参院予算委員会では、議事録については、「どのような方向で議論がなされたかということについては、お示しできる」と答えていました。

 安倍首相は蓮舫氏の質問に対し、「連絡会議の議事録はまだ作成されていない」と認め、「これまでの記録を整理し作成するため今少しの猶予をいただきたい」と答弁。蓮舫氏は、「これまでの政府の判断が、どういう議論や根拠で決められたのかを、迅速に検証して、次の政策につなげていかなければならない。すぐ議事録を出してほしい」と重ねて求めました。

 歴史的緊急事態は、公文書管理ガイドラインが定めるもので、同事態に指定されると、政府会議の開催日時や発言者、発言内容などの記録が義務付けられます。


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