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2020年3月26日(木)

千曲川堤防強化して

武田氏「住民の切実な願い」

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(写真)質問する武田良介議員=19日、参院災害特委

 日本共産党の武田良介議員は19日の参院災害対策特別委員会で、昨年の台風19号によって決壊した千曲川の堤防強化策について取り上げ、「粘り強い堤防は切実な願いだ」と強調しました。

 武田氏は千曲川決壊で被災した人たちからは「越水してもすぐに決壊しない堤防にしてほしい」との要望が出されていることをあげ、どのような対策を検討しているのかただしました。国土交通省の五道仁実水管理・国土保全局長は「堤防の浸食を抑えるような強化を行っていく」と答えました。

 武田氏は、検討している堤防強化策には、越水しても堤防が決壊しないよう被覆型の強化工法であるアーマー・レビー工法も含まれるのかとただすと、五道局長は「検討の対象だ」と答えました。

 武田氏は、総務省が緊急浚渫(しゅんせつ)事業を来年度予算案に盛り込む理由として、堆積土砂の撤去や樹木の伐採が十分にできていないために越水などの災害が起こっているとの認識をしめしているとして「同じ認識か」とただしました。

 武田良太防災担当相は「水害から命を守るためには、河川の流下能力を維持することが大切だ」と答弁。国交省からも明確な回答はありませんでした。武田議員は「直接の答弁がなかったことは残念。不十分なところはあったと反省すべきだ」と強調しました。


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