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2020年3月28日(土)

命・生活守る予算こそ

20年度予算成立 山添氏、反対討論

参院本会議

写真

(写真)反対討論に立つ山添拓議員=27日、参院本会議

 2020年度予算案が27日の参院本会議で採決され、自民・公明両党などの賛成多数で可決・成立しました。日本共産党、立憲民主党や国民民主党などの共同会派、れいわ新選組、碧水会、沖縄の風、維新の会は反対しました。同予算は一般会計総額102兆6580億円で過去最大規模。

 反対討論に立った日本共産党の山添拓議員は、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し国民の命と生活を守る政治の責任が問われていると強調。政府の自粛要請で苦境に陥る事業者や個人に対する所得補償や税・社会保険料の減免など抜本的な直接支援を強く求めました。

 その上で、消費税10%増税の影響による経済危機を無視した予算では暮らしと経済を支えることはできないと述べ、消費税5%への減税を主張しました。予算案が「現在わが国の社会と経済が求める政治の役割を期待しえないものになっている」と述べ、全世代の社会保障を切り下げる一方、軍事費は過去最大の5兆3000億円など大軍拡と大企業優遇の予算を批判。「格差をただし、暮らし第一の政治へ転換を」と訴えました。

 森友疑惑の公文書改ざんに関わり自殺した近畿財務局職員の手記に触れ、再調査を拒否する安倍政権を厳しく批判。森友や「桜を見る会」疑惑で首相自身が刑事告発されるもと、検察の人事にまで介入し法の支配と三権分立を脅かす安倍政権に政治のかじ取りを委ねることはできないと述べ、「市民と野党の共闘で希望ある政治の実現に全力を尽くす」と表明しました。


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