2003年1月23日(木)「しんぶん赤旗」
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全国保育団体連絡会(全保連)は二十二日、「すべての子どもにゆきとどいた保育を 1・22署名提出決起集会」を、東京・千代田区の星陵会館で開催。全国の保育士、父母らがとりくんだ、「保育・学童保育予算の大幅増額で豊かな保育を求める請願署名」二百三十万筆分を、国会に提出しました。
会場にかけつけた、井上美代参議院議員をはじめ十一人の日本共産党の国会議員は、参加者からしっかりと署名のたばを受け取りました。
井上議員が代表してあいさつし、「保育所入所を希望する待機児童はセン在的には十万人ともいわれるが、政府はそれを本気で解決しようとせず、計算の仕方を変えて、見せかけの数を減らしている」と指摘。小泉首相は徹底した構造改革を進め、「年間平均在所率が120%を超す状態を三年間続けた保育園は、その数を定員とする」という動きさえあると報告しました。保育所運営費・施設整備費国庫負担金の一般財源化などの攻撃に対して、「幅広い共同で運動し、怒りをもって政治の流れを変えましょう」と呼びかけました。
参加した、東京都板橋区の民間保育園保育士、須藤真希さんは「子どもを産み、育てられない社会を変えていきたい」と、語っていました。