2003年1月25日(土)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の小池晃、井上美代両参院議員は二十四日、東京都医師会を訪れ、佐々木健雄会長と医療改悪をめぐり懇談しました。
小池議員は「すでに昨年十月からの高齢者医療の改悪で深刻な受診抑制が起こっている。四月からさらに三割負担が実施されると景気に与える影響も大きい。四野党で三割負担凍結法案を提出する準備をすすめている。ぜひご一緒に力を合わせて実現したい」と力説。井上議員も「負担増反対をよびかける医師会の運動に励まされている」とのべました。
佐々木会長は「日本医師会の緊急レセプト調査でも受診抑制の実態が明らかになってきた。政管健保財政も黒字が見込まれ三割負担の必要はない。四月からの負担増中止を求める野党と立場は同じだ」と応じました。
そのうえで、医療への営利企業参入にもふれ「現場の実態を無視してトップダウンですすめる小泉政治の手法には憤りを感じる」「いつでも誰でもどこでも公平に医療が受けられるべきだという革新政党の主張は今こそ大切と思う」と語りました。
両議員は「医療費負担増をストップさせるために頑張りましょう」と呼びかけ、和やかなうちに懇談を終えました。