2003年1月26日(日)「しんぶん赤旗」
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四月からのサラリーマン本人三割負担の実施に反対し、各県の医師会などがそれぞれの地方紙に意見広告を掲載しています。
佐賀県医師会は、「患者負担増反対!」「国民が安心して受けられる医療。だれもが願っているはずです」(佐賀新聞十七日付)と広告を掲載。患者さんの立場から「平成15年(二〇〇三年)4月に予定されているサラリーマンの自己負担3割導入の凍結」「高齢者の自己負担の軽減」を提案しています。
岐阜県医師会は、同様の提案とともに、「実際には医療機関の収入が増えることはなく、国の負担が減るだけなのです」(岐阜新聞十七日付)と載せました。
新潟県医師会は、「保険財政は、患者さんの負担を増やさなくてもやっていけます」(新潟日報十二日付)と、三割負担凍結が財政的にも裏づけのあることを紹介しています。
島根県の医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会は共同で広告を掲載(山陰中央新報十九日付)。大きな赤いバツ印に「健康保険があぶない!」の文字が目に飛び込んできます。沖縄県の医師会と医師連盟も共同で琉球新報の副読紙「レキオ」二十三日号に掲載しています。
日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本看護協会の四団体は、昨年十二月十一日に、「被用者保険三割自己負担の実施凍結」「高齢者自己負担の軽減」などを求める共同声明を発表しています。