2003年2月1日(土)「しんぶん赤旗」
【関連記事】
|
「戦争反対、平和を守れ」「アメリカはイラク攻撃するな、有事法制反対」と三十一日夜、東京・日比谷野外音楽堂で「1・31緊急中央集会」が開かれました。寒風をついて三千五百人が参加。世界の世論と連帯しながら運動をひろげ戦争をくいとめよう、との思いがあふれました。
「ブッシュはん やめてんかイラク戦争」のポスターを並べていたのは大阪・松原市職労の植松栄次氏(41)。「アメリカの攻撃姿勢に腹がたって…。唯我独尊だ。これにくっついている小泉首相も許せない。戦争で犠牲になるのは庶民だ」
「21世紀を自己チュー、アメリカに任せるな」と書いたプラカードを持って参加した栃木市の堀江節子さん(57)は「殺すのも殺されるのもイヤ」と語ります。
主催者を代表し、全労連の熊谷金道議長があいさつ。「ブッシュ政権は武力行使を公言している。これこそ無法者だ。武力攻撃を許さないという声を全国に広げよう」と訴え、世界のたたかいに呼応して二月十四日に著名人の呼びかけで大集会(東京・明治公園)が開かれることを明らかにしました。
平和をつくり出す宗教者ネットの木津博充氏(日本山妙法寺僧侶)、航空安全会議の大野則行議長(国際線機長)、ATTAC・JAPANの田中徹二事務局長が連帯あいさつ。海外メッセージが紹介され、元米空軍将校のタッド・ローデス氏があいさつしました。
日本共産党の市田忠義書記局長が、情勢報告をかねてあいさつ。市田氏は、国連査察団報告結果など、緊迫した情勢を解明、「思想・信条・政治的立場の違いを超えて草の根から『戦争反対、平和を守れ』の声を」と呼びかけると、「よし」の声と拍手がわき起こりました。