日本共産党

2003年2月9日(日)「しんぶん赤旗」

日本を愛するがゆえ

ストップ イラク戦争、有事法制

弁護士、航空労働者、ジャーナリスト… リレートーク、宣伝

東京・有楽町


 「ストップイラク戦争。有事・参戦法に反対です」。八日、東京都千代田区・有楽町マリオン前で、弁護士やジャーナリスト、マスコミ労働者らがリレートーク。五十二人がビラなどを配り、買い物客にアピールしました。日本ジャーナリスト会議(JCJ)、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)、自由法曹団(JLAF)の共催によるもの。

 ジャーナリストの丸山重威さんは「私は日本を愛しふるさとを愛するがゆえに、有事法制とイラク戦争に反対します」と戦争準備をすすめる小泉政権を批判。元都労委労働者委員の戸塚章介さんは八歳のときに満州で終戦を迎えた体験を語り、「たくさんの子どもや女性が殺された。いのちを踏みにじる戦争を、二度と起こしてはなりません」と行き交う人に訴えました。

 民放労連副委員長の井戸秀明さんは、有事法制反対の国民の声や行動を報道しない日本のマスコミの姿勢を批判し「マスメディアの報道のあり方を根本的に提起していく」とのべました。フライトを終えてかけつけた女性客室乗務員は、「有事立法で民間航空機が軍事利用されれば、航空機だけでなく空港も攻撃の対象になります。お客様の安全を願う私たち航空労働者は有事法案に反対。みなさん、ぜひ十四日の明治公園での大集会へ参加を」とよびかけました。

 近藤正男「しんぶん赤旗」日曜版編集長は九日付の日曜版に各界からイラク攻撃反対談話が寄せられたことを紹介、「戦争開始前に、これだけの規模で反対の声が起こるのは歴史上初めて。小泉政権を『戦争反対』の声で包囲しよう」と語りました。日本共産党の緒方靖夫参院議員、作家の早乙女勝元さんらも車上からよびかけました。

 買い物にきた女性(68)は「私は千葉県木更津市の奥へ疎開していて難を逃れましたが、東京大空襲で父と姉を亡くしました。戦争にむりやり私たちを参加させる法律は、いりません」と話していました。


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