2003年2月13日(木)「しんぶん赤旗」
十二日に開会した三重県議会定例会に、医療費三割負担の実施凍結を求める請願が三重県医師会から出され、議会内全会派の代表が紹介議員に名を連ねました。三重県は坂口力厚生労働大臣(公明)の地元です。
請願は、小泉内閣の医療「改革」を「経済至上主義の考え方」で「国民の生命と健康を守るという責務はみじんも感じられない」と厳しく批判した上で、さし当たり医療費三割自己負担の実施凍結を求める内容。
請願の採択は議会最終日の三月十二日になりますが、政府方針を真っ向から批判するこの請願書の紹介議員欄には、日本共産党の萩原量吉県議団長や民主・社民系会派「新政みえ」の代表とともに、自民党県議団の代表、さらには公明党議員が所属する「無所属・MIE」の代表が署名しました。