日本共産党

2003年2月15日(土)「しんぶん赤旗」

慰安婦問題の解決めざす

訪韓の成果を紹介

吉川議員ら


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記者会見で発言する吉川春子参院議員=14日、国会

 「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」を参院に提出した共産、民主、社民の三党と無所属議員の代表が十四日、国会内で記者会見し、二月上旬の韓国訪問の結果を発表しました。

 日本共産党の吉川春子参院議員は「政府・閣僚も、与野党の国会議員も、『ナヌムの家』の被害者のおばあさんたちも、法案提出の努力を評価し、成立を期待していることがわかった」とのべ、韓国訪問の成果を紹介。同法案を「成立させる価値があるとの確信をもつことができた」と手ごたえを語りました。

 韓国訪問には吉川議員のほか、岡崎トミ子(民主)、大脇雅子(社民)、田嶋陽子(無所属)の各参院議員が参加。訪問中、韓明淑女性相、国会女性問題常任委員会委員長と女性議員など与野党議員、外交通商省アジア太平洋局長など政府・議会関係者とともに、挺身(ていしん)隊問題対策協議会や「ナヌムの家」の関係者と懇談を重ねました。

 吉川議員は、とくに辛正承アジア太平洋局長との懇談にふれ、慰安婦問題は「日韓条約では解決しておらず、日本政府に法的責任がある」というのが韓国政府の公式見解であることが確認できたと指摘。「国民も政府も日本にたいし謝罪と反省を強く求めていることがわかった」とのべました。


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