2003年2月15日(土)「しんぶん赤旗」
北海道議会は定例道議会開会日の十四日、「医療費三割自己負担の実施延期を求める意見書」を自民、公明も含め全会一致で可決しました。
意見書は、高齢化がすすみ、厳しい経済・雇用情勢にあるなかの医療費自己負担額の引き上げは「さらなる景気の冷え込みと給与所得者の生活を一層悪化させ」「健康にも影響を与えかねない重大な問題」と指摘し、一連の医療費制度改革の効果を見極める必要があるとして、三割自己負担の実施延期を強く求めています。
日本共産党の大橋晃道議団長は「この意見書は、北海道医師会から要望が出され、道労連、新婦人からも請願が出されるなど広範な道民世論が高まるなかで、冒頭決議となったものです。党道議団としては『凍結』を求める案文を用意し、自民党などと調整した結果、標記の内容となりました。引き続き一般質問のなかで、知事にも国に要望するよう迫っていきます」と話しています。