2003年2月18日(火)「しんぶん赤旗」
小泉純一郎首相は十七日昼、イラクの大量破壊兵器に関する国連査察団の追加報告について「まだイラクの協力は十分じゃないということだ。疑惑は高い、依然として」と指摘した上で、「ボールはイラク側にある。国際社会として、早くイラクがきちんと協力しなさいというメッセージを出す必要がある」と述べました。
首相官邸で記者団の質問に答えたもの。
世界各地で反戦デモが広がっていることについて首相は、「イラクが正しいという誤ったメッセージを(同国に)送らないように注意しなければいけない」と述べました。
福田康夫官房長官はこれに先立ち、記者会見で「問題の平和的解決はイラクの姿勢にかかっており、残された時間は限られている。国際社会が一致して断固とした姿勢を示すことが重要で、そういう観点での国際協調実現に向け努力したい」と述べました。