2003年3月1日(土)「しんぶん赤旗」
新日本婦人の会の高田公子副会長ら代表は二十八日、東京・渋谷区のNHKを訪ね、イラク問題をめぐって国民の立場に立った公正な報道を求めました。
代表は、NHKが「イラク攻撃は避けられない、戦争になることを当然視するかのような報道に終始している」と指摘。「国民の受信料で戦争を肯定する世論をつくること」になると批判する要請書を渡し、公正な報道を求めました。
高田副会長は「アメリカや政府の言い分をそのまま伝える報道に、女性たちは怒っている。私たちの会にも『もう受信料を払いたくない』という声が届いています。イラク戦争をやめさせようと頑張っている日本の各界・各層の動きを報道すべきではないか」と強く訴えました。
視聴者ふれあいコーナー主幹が応対し、「世界的な視野にたって事実を伝える努力をしていることはぜひ理解してほしい。国民の期待にこたえる報道になるよう要請はきちんと伝えます」と答えました。