日本共産党

2003年3月3日(月)「しんぶん赤旗」

長野 4師会900人が大会

患者負担増に反対します


写真

4師会の会長先頭にシュプレヒコールをあげて運動を呼びかけたデモ行進=2日、長野市内

 「患者さんの負担増に反対です」。政府の医療制度改悪に反対して長野県の四師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会)は二日、長野市で「患者さんの負担増反対総決起大会」を開き、県民、三十二の医療関係団体から約九百人が参加しました。

 中澤馨・県医師会長は、年金や給与が減額され「加えて医療費に追い打ちをかけられては、県民の健康と暮らしに大きな影響がある。政府は国民の命を犠牲にしようとしている」「とうてい容認できない」と批判。サラリーマン本人の三割負担の実施凍結、高齢者の自己負担軽減を訴えました。

 一志忠廣・県歯科医師会長、工藤義房・県薬剤師会長、塩野入和子・県看護協会長が決意表明。「負担増で診療が抑制される」「抜本改革なしに国民負担の増加のみのやり方は納得できない」「実施されれば、世界に誇る医療制度が崩壊の危機に陥る」とし、国民的な運動で凍結させようと語りました。

 総決起大会に参加した自民党の国会議員がそろって四月からの実施に理解を求めたことに、坪井栄孝・日本医師会長が不快感を示すと、会場から拍手が沸き起こる場面もありました。日本共産党からは丸山茂、堀内瑛、石坂千穂(代理)の各県議が参加しました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp