日本共産党

2003年3月5日(水)「しんぶん赤旗」

予算案が衆院通過

生活再建なくして経済再建なし

松本議員が反対討論


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反対討論にたつ松本善明議員=4日、衆院本会議

 二〇〇三年度政府予算案が四日、衆院本会議で自民、公明、保守新の与党三党の賛成多数で可決、参院に送付されました。日本共産党、民主党、自由党、社民党の野党四党は、負担増の凍結、中小企業・雇用対策を中心とした予算の組み替え動議を共同提出しましたが、与党三党の反対多数で否決されました。

 政府予算案は一般会計総額で八十一兆七千八百九十億円。三十六兆円の国債発行で歳入の44・6%を占める過去最悪の借金財政となるうえ、国民には新たに四兆円もの負担増を押しつける内容となっています。

 討論にたった日本共産党の松本善明議員は、イラク問題や大島農水相の疑惑など徹底審議すべき重大問題が多数あるにもかかわらず、与党三党が必要な審議をつくさずに予算案の採決をごり押ししたことに抗議。政府予算案に盛り込まれた負担増は、「国民生活と日本経済に破壊的な打撃をもたらす」と指摘しました。また、深刻な中小企業金融や雇用情勢を放置したまま無駄な公共事業や軍事費を温存していることを批判。「国民生活の再建なくして日本経済の再建なし」と述べ、日本共産党が提案する国民の暮らし中心の予算への組み替えを求めました。


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