2003年3月5日(水)「しんぶん赤旗」
3日夜、ワシントン市内で開かれた「女の平和」上演会(遠藤誠二撮影) |
【ワシントン3日遠藤誠二】イラクに対する戦争を阻止しようと世界中の舞台俳優らが3日、反戦朗読劇「女の平和」を一斉上演しました。
ニューヨークを拠点に活動する俳優、キャスリーン・ブルムさんとシャロン・ボーワーさんの発案でとりくまれた反戦キャンペーンです。両氏のよびかけに多くの賛同者が参加を表明し、3日には世界56カ国、合計1004カ所(米東部時間3日午後時点集計)で劇が上演されました。
「女の平和」は古代ギリシャの劇作家アリストパネスの作品。スパルタとの戦争を終わらせる目的で女性たちが団結し、和平実現をはかる喜劇です。
3日夜、米国ではニューヨークをはじめ50州すべてで上演会を開催。首都ワシントンとその周辺でも5カ所で上演され、多くの市民がつめかけました。