日本共産党

2003年3月5日(水)「しんぶん赤旗」

京都宗教者170人

イラク攻撃やめよ

「殺すな、殺されるな」


 「有事法制の廃案とイラク攻撃反対」をよびかけている「世界の平和を求める京都宗教者連絡会」は四日、ブッシュ米大統領、小泉首相、国連安保理事国にイラク攻撃をやめることを求め、要請文を送付しました。

 宗教・宗派を超えた宗教者百七十人が賛同。呼びかけ人は、有馬頼底(臨済宗相国寺派管長)、佐伯幸雄(京都キリスト教協議会会長)、酒井善弘(京都YMCA総主事)、関雅人(日本キリスト教団京都教区総会議長)、森清範(北法相宗清水寺貫主)ら十九氏が昨年十二月からよびかけていたものです。

 要請では「剣をとる者は、剣で滅びる」(キリスト教)、「殺すな、殺されるな」(仏教)などの教えの真理は永遠に変わることなく、それにそむく者は神・仏の前にたつことはできないと指摘し、悲惨な戦争はアフガニスタンを最後にして、イラク攻撃の撤回・中止するよう求めています。首相には、有事法制の廃案を要請しています。呼びかけ人の宮城泰年(本山修験宗宗務総長)、中西泰子(日本キリスト教婦人矯風会京都支部長)、ルカ・ホルスティンク(フランシスコ会・フランシスコの家神父)各氏が記者会見で発表しました。


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