2003年3月6日(木)「しんぶん赤旗」
北海道帯広市議会は三日、医療費三割自己負担の実施延期を求める意見書を賛成多数で可決しました。
これには公明党だけが反対しました。
意見書は日本共産党、民主市民連合、与党系の清流クラブなどが共同で提出。「医療費自己負担額の引き上げは、さらなる景気の冷え込みと給与所得者の生活を一層悪化させるとともに健康にも影響を与えかねない重大な問題である」として、国に対して「健康保険の医療費三割自己負担の実施を延期するよう強く要請」しています。
山口県の新南陽市議会で四日、「健保本人三割負担等の四月実施の凍結を求める意見書」が日本共産党をはじめ、自民党、公明党など全会一致で可決されました。意見書は、「社会保障制度の根幹をなす医療制度の後退は、国民生活に大きなダメージを与えるものです。政府が経済再生を目指すのであれば、国民の将来不安や生活不安を解消すること及び医療制度の抜本的改革を進めることが重要です」として、四月からの実施を凍結するよう強く求めています。