日本共産党

2003年3月7日(金)「しんぶん赤旗」

曹洞宗が武力行使反対

対イラク “教団としての責務”


 曹洞宗はこのほど、イラク問題について「平和的解決を求める決議」を発表しました。決議は、武力行使は「人間として生きる権利や尊い人命を奪い、その地域の環境を微塵(みじん)もなく破壊するだけ」と指摘し、いかなる目的のもとでも武力行使に反対し、平和的解決を求めています。

 決議に当たっての「趣旨文」では、一九九二年に発表した過去の戦争協力についての「懺悔(ざんげ)と謝罪」で「二度と同じ過ちを犯さないと誓願した」教団の姿勢を表明。イラク情勢が緊迫したいまこそ「教団としての時代的、社会的責務を果たさなければならない」としています。

 二月二十八日の宗議会で採択したのを受け、宗議会と宗務庁連名で発表しました。

 曹洞宗は道元を開祖とする禅宗教団で、寺院数(約一万五千)では国内最大。


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