2003年3月12日(水)「しんぶん赤旗」
 森脇ひさき県議候補といっしょに、宣伝する「日本をかえるネット」の青年たち＝１１日、ＪＲ岡山駅前 |
日本共産党は十一日、氷点下の北海道から、沖縄まで全国でいっせい宣伝をくりひろげ、駅前やバス停、住宅街や商店街など七千八百カ所で「イラク戦争に反対です」の声をひびかせました。志位和夫委員長、市田忠義書記局長らは東京の駅前で訴えました。各地の宣伝行動に「戦争はいやです」「小泉内閣はアメリカの子分か」「共産党といっしょにがんばろう」の声が寄せられました。
宣伝行動に、全国の支部、党組織が創意をこらして参加。千葉県船橋市の三山支部は、支部員が「ピース」「イラク攻撃反対」などのゼッケンをつけ、のぼりをもち商店街などつじつじで訴えました。
札幌市白石区では、山根たい子道議らとともに各支部が、氷点下六度のなか早朝から駅頭でハンドマイク宣伝。名古屋市天白区の地下鉄駅前では、年金生活者、女性、労働者が分担し、早朝、午前、午後、夕方とロングラン宣伝。金山総合駅前には「爆弾でなく本を！平和を！命を守れ」の横断幕が―。
 瀬戸内寂聴さんのインタビュー（「赤旗」日曜版９日号）の拡大コピーを掲示し、イラク戦争反対を訴える日本共産党京都府委員会の人たち＝１１日、京都市四条河原町 |
京都市内の中心部、四条河原町で中井作太郎府委員長は、瀬戸内寂聴さんのインタビューが載った「赤旗」日曜版九日号の拡大カラーコピーを示して、「京都では多くの宗教者が戦争をとめようと声をあげています」と訴えました。
新基地建設が強行されようとしている沖縄県名護市では、宣伝隊がハンドマイクをもって市内を駆け巡りました。スーパー前で買い物にきた女性（７０）は「沖縄戦を体験したものとして、若い子たちに同じみじめな思いをさせたくない。心の底からイラク攻撃に反対します」と切々と語ります。
岡山市のＪＲ岡山駅前では、「日本共産党といっしょに日本をかえるネットワーク」の青年たちが宣伝。号外を受け取った学生は「戦争を止めたい。アメリカはわがまま過ぎる。憲法九条があるのに、イージス艦派遣した政府のやり方もおかしい」と話していました。
日本共産党の宣伝行動は、各地で反響をよびました。
宮城県塩釜市のＪＲ西塩釜駅前では、駅のホームに列車が入るたびに、車両内から手を振る人の姿。通勤を急ぐ男性会社員（３３）は「戦争になれば泥沼化する。罪もない人たちを犠牲にする戦争は避けるべきだ」と。
岐阜市内のスーパー前。「アメリカはイラクを攻撃するな。平和的解決を」のプラカードが目立ちます。ビラを受け取った女性は「これだけ世界中が反対しているのに、小泉さんの態度はおかしい」と話していました。
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