2003年3月12日(水)「しんぶん赤旗」
参院の野党国対委員長は十一日、断続的に会談し、同日午後から審議が中断した予算委員会への対応について協議しました。参院予算委員会は同日午前に「政治とカネ」の問題をめぐる集中審議を行いました。しかし、野党は、大島理森農水相の答弁が「もっぱらその場しのぎ」「あいまいで不誠実」だと指摘。参考人質疑による疑惑解明など、大島農水相に対する「処遇」を明確にするよう要求しました。
与党側は「農水相は誠意をもって答弁している」と回答しましたが、民主党などは「審議に応じられない」と主張し、午後からの参院での委員会審議は空転しました。
野党国対委員長会談で、日本共産党の小池晃国対委員長代理は、疑惑解明をすすめることは当然だと主張しました。その上で、審議を拒否するのではなく、大島農水相の疑惑解明など「政治とカネ」をめぐる徹底審議、イラクや景気の問題など、内外情勢の焦点となっている問題を審議でとりあげ、小泉内閣を追及していくことの必要性を指摘しました。