2003年3月14日(金)「しんぶん赤旗」
【ニューヨーク１２日遠藤誠二】「戦争ではなく平和的解決を」─イラク問題をめぐる情勢が緊迫した局面を迎えるなか、十五日を中心に今週末、米国をはじめ世界各地で大規模な緊急反戦行動が行われます。六百以上の都市で一千万人以上が参加した二月十五日の国際反戦行動に続く一斉行動です。
米国の反戦運動連合体「国際ＡＮＳＷＥＲ」（戦争阻止と人種差別停止を今こそ）」は十二日、ラムゼイ・クラーク元司法長官らも参加してワシントン市内で記者会見。十五日には首都ワシントンでホワイトハウスと司法省前を全米百以上の都市から集結する数十万の人々が埋め尽くす「人道の海」行動を繰り広げると発表し、より多くの人々の参加を呼びかけました。
十五日には、サンフランシスコ、ロサンゼルスでも首都での行動に呼応した緊急集会が開かれる予定です。日本、英国、イタリア、ドイツ、ギリシャ、スペインなどをはじめ世界各地で集会、デモが計画されています。
十六日には、ろうそくをともした平和の祈りが、米国を含め世界四十七カ国、約八百カ所で取り組まれます。
国際ＡＮＳＷＥＲは、今週末の世界の「同時反戦行動」の参加規模は数千万人になるとみています。
また二十二日には、ニューヨークのマンハッタンで「平和と正義のための連合」が反戦集会とデモを計画。国際ＡＮＳＷＥＲなどは、仮に米国が開戦する事態になった場合、世界各地の行動と連携し、直ちに緊急の抗議行動を起こすことを提起しています。
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