2003年3月16日(日)「しんぶん赤旗」
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【ニューデリー15日小玉純一】米国の対イラク戦争に反対する「人間の鎖」行動に十五日、当地で約千人が参加しました。
高校で商業を教えるキビンスさん(44)は「米国には道理がない。石油と世界支配が野望だ。私たちはこれを非難する」と話していました。参加者は「ブッシュは正気になれ」などと唱和しました。若い男女のカップルが飛び入りで「鎖」の輪に入る姿もありました。
【ハノイ15日北原俊文】ベトナム女性連合会中央委員会は十五日、首都ハノイで、イラク戦争に反対する集会を開き、中央委員会勤務員や中央女性幹部学校の学生ら数百人が参加しました。
集会では、ハ・ティ・キエット女性連合会会長がアピールを読み上げ、「イラク侵略戦争は、女性や子どもをはじめイラク国民に多くの面できわめて重大な結果を引き起こすとともに、全世界の平和と安全を脅かし、経済・社会と幾百万人もの生活に大きな悪影響を及ぼし、国際関係における国際法違反の危険な前例をつくる」と指摘しました。
【ベルリン14日片岡正明】ドイツ各地の企業で十四日、イラク戦争反対の十分間警告ストがおこなわれました。
ドイツ労働組合総同盟(DGB)が呼びかけ、正午の十分前からいっせいに実施しました。金属産業労組(IGメタル)などによると、ノルトラインウェストファーレン州で十万人、ニーダーザクセン州で五万人、シュツットガルトで二万人、ザクセン・アンハルト州で数千人が参加しました。
カイザーズラウテルンのオペル工場では、全労働者の95%にあたる二千人が参加。デュッセルドルフでは、一九九一年の湾岸戦争で亡くなった人に黙とうをささげました。