2003年3月16日(日)「しんぶん赤旗」
自民党を支援してきた日本医師会の地方組織が小泉純一郎首相の即時退陣を公然と求めて注目されています。
「即時退陣」を求めているのは名古屋市医師会(加藤寿彦会長・約三千百人)。八日に開いた第百五十二回(定例)代議員会で決議案を採択しました。
決議文は「医師会を始め諸団体や地方議会などの多くの反対を無視し、被用者保険三割負担を強行し、また日本医師会の強い反対にもかかわらず独断専横にて医療に株式会社参入を容認したことは断じて許せない」「患者負担増による受診抑制により疾患の重症化が危ぐされ、国民の健康保持にとって重大な問題」などと指摘。「小泉首相は即時退陣せよ」「経営安定化のため診療報酬点数を再改定せよ」「保険者によるレセプト直接審査を撤回せよ」「市場経済を医療に導入するな」と求めています。