日本共産党

2003年3月17日(月)「しんぶん赤旗」

めぐる反戦の波

「平和がほしい」米首都で

スペインでは100万人デモ


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ろうそくの灯にイラク攻撃反対の祈りを込める親子=16日、東京・渋谷区、原宿駅前

 国際的に孤立する米英両国がイラク攻撃開始に向け最後の決断を迫る十五日、スペインの首都マドリードで百万人のほか、米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、イエメン、ヨルダン、日本、韓国、インド、オーストラリア、メキシコ、アルゼンチンなど世界各地で、大規模な反戦デモが繰り広げられました。

 【ワシントン15日遠藤誠二】米国ではロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストン、米中央軍司令部のあるフロリダ州タンパなどで戦争阻止にむけた緊急集会が開かれ、数十万人が参加。首都ワシントンでは十万人がホワイトハウスを包囲し、「われわれが欲しいのは戦争ではない」との声をあげました。

 集会を主催したのは、対米同時多発テロ後に発足した反戦連合体「戦争阻止と人種差別停止を今こそ」(国際ANSWER)。正午過ぎからホワイトハウス南側の広場に全米各地から大勢の市民が詰めかけました。

 集会であいさつしたコンヤーズ下院議員(民主党)は、「われわれは政権交代を米国でしなければならない」とのべ、内外の批判をよそに戦争計画をごり押しするブッシュ政権を痛烈に批判。「この狂気を終わらせるまで行動を続けなければならない」と語り、戦争をやめさせるまで反戦・平和の活動を継続するようよびかけました。

 参加者は集会後、「悪の帝国主義者がいるホワイトハウス」(集会主催者)周りの道路を行進。「平和が欲しい。戦争ではなく」と唱和しながらワシントン中心街を練り歩きました。


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