2003年3月20日(木)「しんぶん赤旗」
参議院アセアン議員機構(AIPO)対話推進議員連盟(会長・山東昭子議員)は十九日夕、国会内でドミンゴ・シアゾン駐日フィリピン大使(元外相)によるフィリピンや東南アジア諸国連合(ASEAN)情勢についての講演を聞き、意見交換をおこないました。日本共産党から緒方靖夫同議連副会長が参加しました。
意見交換のなかでシアゾン大使が、フィリピン国内のテロ集団や新人民軍(NPA)とそれを指導する勢力に言及したことに関連して、緒方氏が「日本共産党は、毛沢東流の武装闘争路線と断固としてたたかってきた歴史をもっており、平和と社会発展に逆行し有害な組織、政党と関係をもつことを拒否してきた」と説明しました。
シアゾン大使は、イラク攻撃が三カ月以上継続すれば、重大な影響が出る、東南アジアのあるイスラム国が深刻な情勢に直面するだろうと指摘しました。