2003年3月20日(木)「しんぶん赤旗」
【カイロ18日小泉大介】アラブ連盟(二十一カ国とパレスチナ自治政府が加盟)のムーサ事務局長は十八日、緊急声明を発表し、イラク戦争反対とともに、戦争回避のために国際社会が外交努力を尽くすよう訴えました。
声明は、イラクの大量破壊兵器廃棄を求めた国連決議は「いかなる軍事攻撃の許可もあたえていない」と強調するとともに、「私はすべての国際社会、とくに国連安保理理事国にたいし、軍事攻撃を回避し外交的解決の道をすすむ責任を果たすよう強く訴える」としています。
ムーサ事務局長は同日の会見で、「アラブをはじめあらゆる国際社会の力を結集、戦争回避のため最後の瞬間まで努力する」と語りました。