日本共産党

2003年3月20日(木)「しんぶん赤旗」

イラク攻撃

「不法かつ侵略」

ICJ(国際法律家委員会)が非難声明


 【パリ18日浅田信幸】ジュネーブに本部を置く国際法律家委員会(ICJ)は十八日、米英らが進めようとしている対イラク攻撃にかんして、これを「不法であり侵略戦争を構成する」と非難する声明を発表しました。

 ジュネーブからの報道によると、同声明は「少数の国が、国際法の観点からみて不法であり侵略戦争を構成することになるイラクへの侵攻を開始しようとしていることに深い驚き」を表明。「このような介入にいかなる法的な基礎もありえない」と断言しています。

 また声明は、武力攻撃を受けた場合の自衛権行使を除いて、国連安保理の承認なく他国への武力行使が認められていない事実を指摘し、「この禁止は、諸国家が勝手気ままに武力を行使することを防止するため」に国連憲章に盛り込まれたものだと強調しています。

 国際法律家委員会は、「法の支配」の確立を目的に一九五二年に設立され、日本からは自由人権協会が加盟。国連経済社会委員会やユネスコなどの諮問機関の資格をもつ非政府組織(NGO)。


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