2003年3月20日(木)「しんぶん赤旗」
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イラク情勢をめぐって緊迫する十九日、アメリカ総領事館のある大阪市北区で、緊急昼休みデモが行われました。
職場から労働者が次つぎとでてきてデモに加わり、領事館前で抗議行動を繰り広げていた市民らも隊列に合流するなど、出発当初の約二百人から倍の四百人に膨れ上がりました。主催した「有事法制に反対する大阪連絡会」は七十人の参加を予想していましたが六倍の約四百人が手づくりのプラカードやタペストリーなどを掲げて行進。沿道から激励の声が飛び交い、手を振ったり、拍手をするなどの姿がみられました。
「イラクの市民を殺すな」「国連憲章を守れ」「小泉首相は戦争に手をかすな」「日本を戦争の共犯者にするな」「アメリカ追従をやめよ」などの声が、梅田のオフィスビル街にこだましました。デモに参加した高野章子さん(21)=法律事務所員=は「アメリカが強行しようとしている理不尽で冷酷なイラク戦争に反対。罪のないイラクの市民が、子どもたちが殺されてしまいます」と話しています。