日本共産党

2003年3月23日(日)「しんぶん赤旗」

今週の国会

イラク問題で集中審議

参院予算案採決が焦点に


 イラク攻撃強行で緊迫する情勢のなか今週の国会は、イラク問題で集中審議がおこなわれ、参院での予算案採決をめぐってヤマ場を迎えます。

 イラク問題等の集中審議は二十四日午前に参院で、午後から衆院でそれぞれおこなわれます。日本共産党は参院で筆坂秀世政策委員長、衆院で木島日出夫議員が質問にたちます。参院の質問はテレビ中継されます。(衆院は放送局と折衝中)

 国際法をじゅうりんし世界の世論に挑戦するアメリカの対イラク戦争支持を表明し、無法者の仲間入りを宣言した小泉内閣の姿勢が問われます。

 参院での予算案審議は今週末にも与党側がしめくくり質疑と採決をねらっています。

 しかし、審議のさなかに与党内から早くも補正予算を求める声が出ており、政府予算が不況打開に役立たないものであることを示しています。

 野党四党は、国民負担増を強いる予算案の組み替えが必要だとして、衆院と参院で共同提出(参院は四会派提出)している健保本人の三割負担凍結法案の審議を速やかにおこなうよう強く求めています。

 ますます深まっている大島理森農水相の疑惑解明に向けて、与野党で合意している参考人質疑の実現も焦点です。いったんは日程が設定されたものの招致される参考人の都合で実現していません。野党側は早期の実現を求めています。

 野党四党が共同提出している坂井隆憲衆院議員にたいする辞職勧告決議案は二十五日にも衆院本会議で採決にかけられる予定です。


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