2003年3月24日(月)「しんぶん赤旗」
【パリ22日浅田信幸】ローマ法王ヨハネ・パウロ二世は二十二日、イラク戦争に開戦後初めて言及し、戦争は「人類の運命を脅かす」と述べました。イタリアのテレビ記者に語りました。
ローマからの報道によると、法王は「今日、イラクで起きているように戦争が人類の運命を脅かすとき、断固とした力強い声で、平和こそがより公正で連帯的な社会をつくる道だと主張することがいっそう緊急に必要だ」「暴力と兵器では、決して人類の問題を解決できない」と語りました。
法王庁は開戦直後に「平和解決に達するための国際法に従った交渉が断ち切られた」と攻撃を批判する声明を発表していました。