2003年3月24日(月)「しんぶん赤旗」
【アンマン22日岡崎衆史】「イラクの子どもたちが求めたのは援助よりも空爆の停止だった」―国連児童基金(ユニセフ)の報道官が二十二日、アンマンで開かれた記者会見で、ユニセフ職員が開戦後、イラクの児童施設を訪問した際に子どもたちから直接聞いた話として明らかにしました。
バグダッドのユニセフ職員は二十一日、米や小麦粉、ビスケットなどの援助物資を届けるため、トラック二台で、イラクの子どもたち最大八百人を収容する市内四つの施設を訪問。その際、子どもたちに「ほしいものは何かないか」と質問すると、「空爆をやめてほしい」とこたえたといいます。
同報道官は、「戦時下では子どもたちが最も被害を受けやすい立場にある」と述べ、支援の必要性を訴えました。