2003年3月25日(火)「しんぶん赤旗」
昨年夏に開かれた「全国ユースフォーラム2002」(文部科学省など主催)の平和問題の分科会に参加した高校生一同が二十四日、ブッシュ米大統領と小泉首相にあて、「私たち高校生はイラクへの武力攻撃に反対します」とのアピールを発表しました。
東京都内で記者会見したフォーラム実行委員の久保友仁さん=高校三年生=は、フォーラムの分科会「平和について私たちが思うこと、できること」で平和の大切さを学んだ参加者二十二人は、今回のイラク攻撃で本当に胸を痛め、なにかしたいと、全員一致でアピールをだすことを決めたと経過を報告。長崎県の高校二年生、小野美香さんがアピールを読み上げ、「もっと多くの高校生と考えていきたい」と発言しました。
アピールは、いまイラクで罪のない子どもたちが傷つけられていることに深い悲しみと怒りを感じると表明。「私たち高校生は、イラク戦争に反対し平和を願うすべての人々と一緒になって、このイラクへの武力攻撃を一日も早く止めるために行動します」とのべ、アメリカのイラク攻撃中止と日本政府の支持撤回を求めています。