2003年3月26日(水)「しんぶん赤旗」
健保本人の医療費三割負担の四月実施を前に、二十五日に開かれた衆参両院の議院運営委員会で日本共産党は野党共同提出の三割負担凍結法案の審議をただちにおこなうよう強く求めました。
参院では小池晃議員が、審議に応じない与党側の姿勢をきびしく追及。「国民生活にかかわる重要法案だ。野党の法案は審議せず、年金給付を(四月から)削減する与党の法案だけは審議入りというわけにはいかない」とのべました。
自民党理事は、「与党内部でも協議しているがいろんな意見があり、合意になっていない。引き続き(審議入りを)検討したい」とのべ、ただちに審議入りすることに難色を示しました。これに公明党理事も「引き続き検討したい」と同調。審議入りの引き延ばしをはかりました。
衆院の議院運営委員会理事会では児玉健次議員が、「もっとも日にちが迫っている三割負担凍結法案の審議について与党は誠意ある対応をすべきだ」とのべました。