2003年3月26日(水)「しんぶん赤旗」
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「世界の女性と手をつなぎ、イラク戦争の即時中止を」と二十五日昼、降りしきる雨のなか女性の憲法年連絡会が銀座デモをおこないました。
イラクの女性や子どもたちの写真、「PEACE」「NO WAR」と書いた手づくりのミニプラカードを掲げ、「アメリカは直ちに戦争をやめよ」「イラクの子どもたちを殺すな」と唱和しました。飛び入り参加もあり、女性たちの行進は四百五十人になりました。カフェテラスの女性客が行進をじっと見つめていました。
「傷ついたイラクの子どもの顔を見たら、じっとしていられなくて」と安藤明子さん(63)は金子典子さん(50)と一緒に千葉県我孫子市から参加しました。「ブッシュ米大統領や小泉首相は、世界中に広がる“平和を”の声に耳を傾けるべきよ」と話します。
娘のあやねちゃん(3っ)を連れて参加した長浜あずみさん(38)=横浜市=は、「子どもが生まれて、世界中の子どもたちは、みんな大切だと強く感じています。子どもには、食べるものと暖かい毛布、薬と絵本と紙芝居や人形劇が必要なのに、戦争はそれらを奪ってしまう」といいます。
行進の前に作家の渡辺一枝さん、方言指導の大原穣子さん、日本婦人団体連合会の守谷武子会長、全労連の中嶋晴代女性部長が「戦争を早くやめさせましょう」と呼びかけました。ジャーナリストの関千枝子さん、劇作家・脚本家の寺島アキ子さん、非核フィリピン連合のコラソン・ファブロス事務局長も一緒に行進しました。