日本共産党

2003年3月26日(水)「しんぶん赤旗」

戦争の即時中止を

ドイツ各地で反戦デモ


 【ベルリン24日片岡正明】ドイツでは二十四日も首都ベルリンのほかライプチヒとハンブルクで反戦デモが行われ、戦争の即時中止を求めました。

 ライプチヒでは主催者側発表で約五万人(警察側二万五千人)が参加。集会でニコライ教会の牧師が、今回の戦争は「国際法違反の侵略戦争」であり、石器時代に逆戻りだと批判しました。

 同教会では戦争開始の翌日から毎日夕方に戦争監視の小集会が催されており、教会に平和祈願像を立て、教会を訪れた人たちが平和の思いを記帳できるようにしています。

 ハンブルクでは約二万人の高校生などが「米軍の領空通過を許すな」「ブッシュこそ大量破壊兵器を捨てろ」などの横断幕を持って行進しました。この日、イエナ、キールなどでも数千人規模の集会が行われました。


平和願い祈り
アンマン

 【アンマン24日岡崎衆史】ヨルダンのアンマン市西部にあるナザレス聖マリア教会で二十四日、イラク攻撃に反対する女性たちによるミサが開かれました。

 イスラム教徒も含む参加者約千人は「戦争をやめ、イラクの人々に平和を」「苦痛をうけ、困難な状況にあるイラクの人々、女性、子どもたちに助けを」と、懸命に祈りをささげました。

 税関事務所で働く二十三歳のハラさんは「バグダッドや南部のバスラで、アメリカやイギリスが子どもたちを含む普通の人たちを無差別に殺しているのをテレビでみてショックを受けました。どんなことがあっても許せません」と一気に話しました。イスラム教徒の六十三歳の女性は「戦争反対の立場は、イスラム教徒もキリスト教徒もかわりません。一日も早いイラクの平和を祈っている」と語りました。


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