2003年3月26日(水)「しんぶん赤旗」
映画界で働く人々と映画愛好者に呼びかけた「イラクへの戦争に反対する緊急アピール」に女優の秋野暢子さんや秋吉久美子さん、日色ともゑさんら、賛同者がさらに増え、二十五日までに、百八十一人にのぼりました。
賛同者からのハガキには、「先の戦争で加害者国であり被害者国であり被爆国の日本が反戦国になるべきです」(秋野さん)、「このたびの戦争に賛成する理由がまったくもってありません」(秋吉さん)、「戦争絶対反対!」(日色さん)などのひとことメッセージが書きつけられています。
この映画人アピールは、「映画の自由と真実を守る全国ネットワーク」など三団体が事務局となって呼びかけていたもので、ほかの賛同者のメッセージには、「ひとりひとりが全身全霊を賭して反対すべき」(シナリオ作家・石森史郎さん)、「不戦憲法の日本であれ」(同・山内久さん)、「戦争をふせぐこと、それがぼくたちの国の世界での役割であり責任です」(映画監督・山田洋次さん)など、切々とした言葉が書き連ねられています。
事務局では、さらに「平和を願う日本の映画人、映画愛好者の良心を世界に」と、イラクへの攻撃をただちにやめさせるために「映画人緊急集会」を四月四日夜、東京・文京区湯島の全労連会館で開きます。