日本共産党

2003年3月26日(水)「しんぶん赤旗」

平和へねばり強く


戦争好き都知事だめ

新宿

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 「人の命は復興できないぞ」。イラク戦争を中止させよう、と雨の中で声をあげるデモの参加者に歩道から「戦争反対」とエールを送る若者の姿が――。

 二十五日、東京・新宿区で「イラク戦争反対!3・25新宿区民・労働者緊急集会」とデモ行進がおこなわれました。東京土建や新日本婦人の会の新宿支部、新宿民主商工会の人や区民など百三十人が参加しました。(写真)

 「『デモとか集会とかないの?』と友達に聞いて来た」という江東区在住の女性(32)=公務員=。「新聞で民間人がたくさん死んでいるのを知りました。戦争には反対しなければいけないと思って」と話します。

 電動セニアカーの小宮山トキ子さん(60)は二年ほど前に足を骨折して不自由になりました。「小泉さんを許せない。アメリカの味方する一方で福祉はどんどんこわしてる。石原都知事も戦争大好き。この間、都議会を傍聴したけど、福祉に関する質問を無視していた。その態度には頭にきました。あの人ではだめ、絶対若林さんに当選してもらいたい」

 シュプレヒコールに「そうだ」と大きな声で答えていたのは阿部平次さん(65)=大工=です。「ひとりで腹立ててたら、今日の集会に誘ってもらったんだよ。七歳のときに遠くの街が空襲されて赤い炎が見えたのを覚えてる。むりやり赤紙で徴兵されて戦死した人も何人も知ってるから戦争はいやだね」と話しました。

戦争加担しない

神戸

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イラク攻撃に抗議する参加者=25日、神戸市三宮

 「イラク攻撃をやめろ!兵庫県抗議集会」が二十五日、神戸市三宮の東遊園地で開かれ、約千五百人が参加しました。自治労兵庫県本部や県医労連など県内の幅広い労組・団体でつくる、「STOP!有事法制兵庫県集会実行委員会」の主催。

 主催者らは、“戦争ありき”の態度でイラク攻撃を始めたブッシュ米政権と、戦争を支持する小泉内閣を厳しく糾弾し、即時停戦と平和的解決を訴えました。

 集会後、参加者は「軍事力で平和はつくれないぞ」「私たちは戦争に加担しない」と訴えて繁華街をデモ行進しました。

 友人の誘いで初めて参加した早瀬裕香さん(24)は「戦争を止めるために何ができるかを見つけたくて来ました。小泉さんは、たくさんの人たちの声を聞いてください」と語り、NTTで働いていた田村静子さん(60)=兵庫区=は「『フセインが悪いから戦争は仕方ない』というマスコミの偏った報道にはうんざり。小泉さんは、国民の生活が大変なときに、アメリカいいなりで戦争を支持するなんて許せない」と怒りをぶつけました。


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